「瞬」~matataku ~

 

この美しい景色を

永遠に閉じ込めておけないだろうか

その景色が美しければ美しいほど

奇跡のように出会った光景が

一瞬であればあるほどそう思う

そしてその贈り物が

あたりまえだと思わせない為に

神様は

その美しさを一瞬で閉じてしまうのだ

だからこそ

この両目で心に刻もう

「まばたく」事すらおしんで

IMG_0478

なんて奇麗な景色なのだろう

写された景色の中へ立ち、

そこの風を感じ、

空気を味わっているかのような錯覚におちいった。

言い換えれば

写真の中の世界へ

自分が吸い込まれてしまっていた。

これが数年前、私が初めて彼の写真を見た時の感想

そんな一枚の写真との出会いは

文頭の私の祈りを叶えてくれた。

カメラマン 柄木 孝志

365日24時間

と言っても過言じゃないほど

何かを追いかけ、やり遂げようとしている人

「こんな素晴らしい地域で生きている事を地元の人に誇りに思ってほしい」

「この場所へ行ってみたいと思ってほしい」

「何よりもそこには素晴らしい人達が生きている」

そんな彼だからこそ、

見た人がため息をつくような景色を切り撮る事ができるのだろう

長時間もの極寒の中、

凍りつく指でシャッターを押し続ける

じりじりと照りつける太陽の下

被写体と向き合う

眠る間を惜しんで

星を、

月を、

朝焼けを、

夕焼けを追いかけ

四季を追いかけ

地元の美しさを撮り続ける

この人はきっとカメラをもったまま死ぬんじゃないか?

と私は心配している。

命を削るという事は

こういう事を言うんだなと思ったりする。

出張先、地元を離れた友人に、

そして何よりも地元に生きる人に、

私が生まれ育った地域の素晴らしさを

自慢げに紹介する写真として

彼の写真を紹介してきたけれど、

いよいよ、この秋、写真集が出る事になった。

地元に生まれて育っても、

「こんな景色は見た事が無い」と言う人が多い

古里を離れて

あらためてその素晴らしさを懐かしむ人も居る。

私たちが生きるこの場所は、

こんなにも美しいのだと思わせてくれる写真集になる事は間違いない。

柄木孝志写真集  「瞬」〜matataku〜。

9月下旬発売予定

A4オールカラー ¥2300+税

IMG_0481

one’sでも予約を受け付けています。

ご希望の方はスタッフにお申し付け下さい。

 

Instagram

go to top